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機械科 DXハイスクール

松江高専による連携講座

更新日:2024年11月27日

11月22日に松江高専 実践教育支援センター3名の先生方による講座「Mastercamを用いたCAD/CAM ”同時5軸加工”」を開催しました。

本校からは、機械科3年生6名(課題研究「NC工作機械を探究」班)と工業科教員4名の計10名が受講しました。

 機械科実習棟1階「ものづくりDXルーム」で行いました。

 この部屋には、本校で一番性能のよいコンピュータが整備されています。

 今講座のテキストを松江高専に作成していただきました。

 初めてソフトウェアを使う人でも、テキストどおりに操作すれば完成することができる、非常に詳しくわかりやすいテキストです。

 

題材としては、「直径55ミリの棒状の材料」を「複雑な3次元曲面を持つインペラ形状に切削する」というものです。

本講座では、3DCADによる作図~CAMによる加工データの作成~加工シミュレーション、までを行いました。

 実際に松江高専で切削加工したものです。

 これを切削加工するデータを、コンピュータを使って作ります。

 左の写真の形状を3DCAD機能を使って作図します。

 右の子画面は講師の画面で、生徒の作成したデータは左側の図です。

 

 この画像は、CAMで切削データを作成したものです。

 青色の線が、切削工具の先端中央の軌跡です。

 赤色の線は、その工具の傾きを制限するためのものです。

 ちなみに黄色の線は、切削工具の単なる移動の軌跡です。

 この画像は、切削シミュレータ中のものです。

 左の図を左側に90度傾けた状態で、えんじ色の円柱が切削前の材料の形状で、3か所ある溝形状のうちの一つ目を加工している瞬間です。

  もちろん動画での確認で、各部品の接近や接触もチェックでき、警告を出すこともできます。

 

松江高専には本校のようなシステムが10年以上前から整備されており、企業との研究事業で蓄積されたノウハウをたくさんお持ちです。

過去の失敗例など、テキストに載せていない事柄なども説明していただきました。

受講者は、最新のデジタルファブリケーション技術を学ぶことができました。

 

 

 

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